プロデューサー&ディレクターメッセージ公開!
オープンネットワークテスト開催に至った経緯や、
これまでの開発にあたってのこだわりについて、制作担当の最上P&後藤Dからの特別メッセージをお届けします!
制作担当 最上プロデューサーより
皆さまこんにちは、バンダイナムコエンターテインメントの最上です。
直近色々な情報を公開しまして、お伝えできることも増えましたのでいくつかのトピックについて少しコメントしたいと思います。
◆オープンネットワークテストの開催について
オープンネットワークテスト(ONT)の開催決定と実施スケジュールについて公開いたしました。クローズドβテスト(CBT)開催の際は、応募が大盛況となって抽選制となってしまい、希望したにも関わらずプレイが叶わなかった方も多くいらっしゃいましたので、本編の発売前に触っていただく機会を設けようとCBT時点から考えていました。いくつか選択肢はあったのですが、本編の開発スケジュールなども鑑み、今回は発売直前のONTという形で実施することといたしました。
またCBTプレイアンケートでは、“データを本編に引き継げるようにしてほしい”といった声もいただいておりました。CBTでは本編とは異なるドロップ率などで設計していたため公平性の観点から実現が難しかったのですが、今回のONTで改めて「全レアリティの武器とアクセサリー」を引き継ぐ仕様を実装いたしました。 “ゲーム本編への引継ぎ”ができる仕様となっておりますので、アーリーアクセスのタイミングからも引継ぎが可能です。スタートダッシュを決めたい方はぜひ、ONTからご参加いただければと思っております。
なお、ゲーム本編へデータ引き継ぎは「ONTのセーブデータ」を使っての引き継ぎを行う仕組みとなっておりますので、ONTのセーブデータは削除しないようにご注意ください。引き継ぎ方法は「ONT開催概要」内にも記載してありますので、こちらもご確認ください。
https://fd.sao-game.jp/special
◆本編プレイアブルキャラクターの公開
ゲーム本編プレイアブルキャラクターの全21体がすべて公開となりました。これに伴い本作のメインキービジュアルも更新しております。
お手元に届くパッケージ版のイラストはabec先生描き下ろしのメインキービジュアルとなりますので、パッケージ版ご購入の方はじっくり見ていただけたらと思います。
◆発売まで約1ヶ月
いよいよ本作の発売日が近づいてきました。改めて発売前後の展開スケジュールを確認しましたところ、以下のようなスケジュールとなっていました。
9月21日~23日 オープンネットワークテスト
9月26日~29日 東京ゲームショウ2024 試遊台出展
9月30日~ アーリーアクセス開始(※STEAM®版は10月1日~)
10月3日 発売(※STEAM®版は10月4日)
まだお伝えできていない続報もございますが、多くの皆様に各種展開を楽しんでいただけるようチーム一同準備しておりますので、各種詳細をお待ちください。
バンダイナムコエンターテインメント
『ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム』 制作担当 最上
制作担当 後藤ディレクターより
本作の開発を担当しております、ディンプスの後藤です。
暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
開発側は冷房が効いたオフィスに朝から晩までいるので夏の暑さをあまり体感できぬまま、秋を迎えそうです…。現在は発売に向けて最終確認やクオリティアップをしている状況です。ONT版、TGS版、DLC対応も並行して開発を進めております。
ついに21体のプレイアブルキャラクターが公開されました。本作では各キャラクターで戦い方、遊び方が変わるよう、こだわって開発しています。
キリトのように近距離戦が得意なキャラクターもいれば、シノンのように遠距離戦が得意なキャラクターもいます。近接アクション、銃撃アクション以外にも魔法や飛行がありますし、2段ジャンプしたり変身したりするキャラクターもいます。キャラクター専用のゲージやシステムがあり、それぞれモーションやスキルが違っていて、オベイロンのモーションには思わず笑ってしまうものもありますね。
リーファやユナなどパーティメンバーの回復やバフ、サポートを考えながらプレイするキャラクターもいますし、ユージオやオベイロンなど状態異常やデバフが得意なキャラクターもいます。エイム操作が得意な人はシノンや死銃など狙撃能力を持つキャラクターを使うと活躍できます。簡単操作で気持ちよく銃を撃って戦いたい人はレンやフカ次郎が選択肢に入ります。
ぜひ全てのキャラクターを触って頂き、自分にあったキャラクターやプレイスタイルを見つけてもらえればと思います。オンライン共闘では他の人にキャラクターを選択される可能性があるので最低4人のキャラクターは使えるようになっていると良いですね。キャラクター同士の掛け合い会話にはバトル中とホームでの掛け合いがありますが、こちらも楽しんで頂ければと思います。オベイロン、アドミニストレータ、フカ次郎、クラインは面白い掛け合いが多いです。
もう1つこだわった箇所を挙げるとしたら、やはりオンライン共闘です。
20人で強大なボスと戦うボスレイド、最初は4人、そこから徐々に仲間が増えていくマップ探索型のCo-Opクエスト、共闘してもいいし、一人で遊んでもいい、いつ抜けてもよいフリークエストといった、様々な共闘モードを用意しています。
ボスレイドはボスごとにいろんなギミックを用意していて、部位破壊も発生します。仲間が20人いるので蘇生はしてもらいやすいですが、一度も倒されずにクリアできるか挑戦してもらえればと思います。余裕があればMVPパーティーを目指してみてください。
Co-Opに関しては様々な検証を試しました。初期のころは20人が好き勝手に探索を始めてしまい、共闘感が薄かったりしました。いろいろ検討した結果、4人共闘のバランスが良いよね、となり、最初は4人、そこから徐々に仲間が増えていく仕様になっています。スタート位置も複数あって繰り返し遊んでも毎回違う展開になりやすくしています。
フリークエストはボスレイドやCo-Opとは違い、共闘を強制されないモードとして用意しました。オンライン共闘をあまりプレイされたことがない方はオンライン入門編としてフリークエストから遊んでみるのも良いと思います。
本作は20人という大人数で遊ぶ仕様のため独自サーバーを用意しています。
クロスプレイも可能で、実現までにはいろいろと苦労はしましたが、ぜひプラットフォームの垣根を越えてSAOの世界を楽しんでもらえればと思います。
本作では共闘ならではのシステムも存在します。
それが「スイッチチェイン」と「シンクロカウンター」になります。スイッチチェインは、最大20人でスイッチを連続させることができます。成功人数が多いほど、敵のダウン時間が多くなります。開発者でも20人連続スイッチは難しかったりしますので、一期一会で出会ったユーザー同士でどこまで連携できるのか楽しみでもあり心配しているところでもあります。
シンクロカウンターはボスの大技に対抗するための共闘要素で、表示されるサークル内に移動する必要があります。特定のロールしか入れない場所もあるので、初見ではなかなか難しいかもしれません。慣れたユーザーだとボスにダメージを与えるチャンスとして機能すると思います。CBTでも時間が経つにつれてカウンターを決めているユーザーが増えている印象でしたね。
新しいSAOゲームを開発するにあたり、「SAO世界の魅力を再認識できるようなゲームにしたい」と、開発を進めてきました。
オリジナルキャラクターのフウカやネージュ、公開された21人のプレイアブルキャラクターが織りなすオリジナルストーリーが展開して、キャラクターそれぞれが活躍する姿はファンなら必見です。クラインとアドミニストレータ、アリスとオベイロン、ユウキと死銃、キリトとレン、シノンとフカ次郎…、など今までありそうでなかったキャラクターの会話は本作ならではの楽しさだと思います。
SAO、ALO、GGO、OS、UWなど各世界観のエネミーやフィールドが登場し、1つのゲームで複数の世界観を堪能できる点も本作ならではの要素になりますね。
CBTで頂いた意見をもとに、不具合の修正と仕様の改善を行いましたが、今後もオープンネットワークテストで出た意見を取り入れながらクオリティアップを続けていきます。可能であればキャラの追加もしていきたいです。どうぞご期待ください。
ディンプス
『ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム』ディレクター 後藤